2016-04-29から1日間の記事一覧

無機質な君と体温の共有。

彼女たちを好きになって何年経ったっけ。 ツイッターでちまちま書いていた感想文をまとめてみました。 「Navigate」 初めて聴いた時、何故かスタンリー・キューブリック監督の映画、2001年宇宙の旅を思い出しました。なんでだろう・・・。 「Cosmic Explorer」 …

眼球の体積を測る。

風間くんの回のA-studioを観る機会があり、この人ペダル・ダンス出てたっけ・・・!?と、そこから何故か気になって、ボクらの時代を観て、この人面白いなあと、思っていたタイミングで、主演映画がはじまったので(というより、主演映画の宣伝でボクらの時代…

ハッピーエンドのエンドは本当にエンドのことでした。

休日の爽やかな朝にふさわしい、何か楽しい映画が観たいと思い映画館へ。 遠目から見た広告とタイトル、そしてイスラエル映画楽しそう。ということで、内容確認せず鑑賞。(イスラエルはいつか絶対に行きたい場所10位内に入る場所なのです。個人的に。) 結論…

閉めて、塞ぎ、愛でる。囲う。

小川洋子さんのことりを読みました。 こんなにも息苦しくなって、読むのが辛くなった小説は初めてです。 重かった、とても重く、それでいてひんやりと冷たい。 冬の朝、裸足で木造の廊下を歩いている感覚。 ことり (朝日文庫) 作者: 小川洋子 出版社/メーカ…

結のない、終わり。

冒頭でぐっと心を掴まれたのは久しぶりです。 この作品をミステリーだったという感想を持つ人もいると思うけれど、私はそういう風に感じなかった。まず、この作品は何も解決していない。何も。そして、全ての話に絶対的な結がなく、また事実に対する背景描写…

声と音と、記号と意味と。

表現をするっておもしろい。 自分も、インプットするだけの落書き帳みたいな大人じゃなくて、アウトプットもできる、誰かの記憶の中を土足でお邪魔して縦横無尽に駆け回り、そして春風のようにあっというまに去っていく、でも、少しだけ残香を残す、そんな大…

無題だった模様。

自分の中で第一次邦画ブームが起きた時、何を見たら良いか調べて行く中で、どの記事でもおすすめされていた、ゆれる、という作品。 DVDのパッケージジャケットの淡い緑の中にぼんやりとのらりくらりと今にも壊れそうな雰囲気で立っているオダイギリジョー。…

リップスティックは赤。

フランソワ・オゾン監督ってホラー監督だよね。違う? セクシュアル恋愛うんぬんではなく、もっと深いところの人間の欲望だったり、共依存的感覚や、繊細で弱い感情の揺れ、ここら辺をアンバランスに描くから、印象にがつんと残る。そんなにこの監督さんの作…

サランラップと食パン

小説を読んでから観ようって決めてたんだ。 ので、ようやく鑑賞。この前読んだので。 映画化にOKを出したポイントは何処だったんだろう、なんて中身とは関係ないところが気になって。観てもよくわからなかったけれど。 恋人役の女優さんが綺麗。ソニア・キン…

すこしだけ青。

最近女優さんのエッセイばかり読むなあ。 中谷美紀さんは、とても大好きな女優のお一人。なにかの番組で、お着物を召していたんだけれど、それがとても似合っていたことが印象に残っていて。 かっこい女性だなあ、って。 そして、インドの紀行本を出している…