偶像と実像。

歌舞伎役者や吉原の遊女っていまでいうアイドルだったのかも。

 

ボストン美術館所蔵、俺たちの国芳、わたしの国貞展に行ってきました。

わたしの国貞って、わたしのってなんて独占欲の強い・・・。俺たちは、俺たちなのに。

 

国貞は、三代目豊国のほうが知られている名かと思いますが、今後は国貞がメジャーになっていくのかなあ、英語だと、Toyokuni Ⅲ って表記になり皇族みたいでかっこいいのに、なんて思ったりしました。

 

遊女などの美人画や歌舞伎役者の姿を描く浮世絵は、天保の改革で描くのを禁止されたらしく、きっと低俗な文化として大人たちは疎ましく思ってたんだろう。

 

国貞の作品は、お着物の模様や背景の細かさが繊細で、ずっとずっと観ていたかった。

 

memo.

色紙型の浮世絵 /  落書きみたい無駄絵 / 広重と合作した豊国の浮世絵

 

芸術新潮 2016年 04 月号

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