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遠目からのぞく。

GW中に行った展覧会の感想めも。ひとつめ。

 

ルノワールオルセー美術館・オランジェリー美術館所蔵 / 国立新美術館 ¥1,600

日本人って本当に印象派すきだね!
わたしもだいすきです。

初来日ムーラン・ド・ギャレットの舞踏会を観たくて、わざわざ混雑極まりないGW中の国立新美術館に行ってきました。

最近こういう企画展って、壁に芸術家やそれに関係する人のコメントが描かれていて、それを見るのが楽しみなんですけど、今回私が一番好きな言葉はこれです。

これやらそれやら。
>>
To my mind, a picture should be something pleasant, cheerful, and pretty, yes pretty!
<<

彼の絵に対する姿勢が端的に表れている言葉だと思います。英語なのでこれが原文かどうか怪しいのですが。

 

ルノワールは、理想主義すぎる、としばしば言われることがあります。美しいことばかりしか描かない、現実にもっと向き合うべきだ、と。

しかし、これは私がふむふむと思ったところなのですが、彼は自分のことを"絵の労働者"であると表現していたそうです。
自分を芸術家だと思っていない。なんと、現実主義。労働階級出身なのかな。

少なくとも彼は、現実から逃避した結果の理想主義ではなく、きちんと現実と向き合った結果の理想主義なんだろうなあ、と思いました。

一番印象に残った絵は、目的のムーラン・ド・ギャレットでも、都会のダンス、田舎のダンスでもなく(でも本物が見たことなかったので感動!)、
72 ココ でした。ルノワールが60歳の時に生まれた息子。さぞかし可愛かったのでしょうか。
かなり気合い入った美少年に仕上がっております。召している服も、中世のような貴族のような雰囲気。しかも、男なのに、愛称がココ。

個人的には、彼の息子である、ジャン・ルノワールの短編映画が見られたのが良かったです。
フレンチ・カンカンを撮ったのって、ルノワールの子どもだったんですね。というか、ジャン・ルノワール監督って、ルノワールの息子さんだったんですね。すごい。

 

日経おとなのOFF(オフ)2016年1月号[雑誌]

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