名探偵コナン ゼロの執行人

GWなので、映画館へ。

 

名探偵コナン ゼロの執行人 (2018 日本) / TOHOシネマズ

 

昨年、久しぶりにコナンくんの映画を大きなスクリーンで観て、なるほど!アクションシーンが無駄に多い意味!と、昨今、なぜコナンくんの映画はとりあえず建物を破壊しまくるのか、という疑問を解決してくれました。

そして、来年も大きなスクリーンでみたい!迫力!と思いました。

 

そして、本編終了後の予告が完璧すぎて、来年も観に行きたい!と単純に思いました。

東京の夜をズームアウトしてからの、カウントダウンは、かっこよすぎた。

(あの予告もう1回みたい…)

aieou.hatenablog.com

 

というわけで、今年もコナンくんの映画を観に行きました。

 

安室さんがかっこいい!日本になりたい!と話題の本作ですが、私の中の安室さんのイメージは、赤井さんを目の敵にしすぎていて、赤井っ・・・!!ってとりあえず言っているイメージで、正直日本のことなんか考えているようには思えない…。

なので、安室さんがかっこいい・・・?と思っていたのですが、安室さんたしかにかっこよかった!!!

  

今回の映画は、実写刑事ドラマみたいな脚本で、検察やら警察やら警視庁やら警察庁やら、知識がない自分には少し難しくて。 とりあえず、警察庁公安と検察庁公安があることはわかったのですけれど、検察と警察って台詞聞き取りにくいじゃないですか。けんさつ?けいさつ?今度はけいさつ?とか思っている間に、安室さんとコナンくんがど派手にアクションやらかしていつのまにかハッピーエンドで終わってました。

 

でも、コナンの映画は、もともと内容を理解しようと思って観ていないから、そこは大丈夫です。

映画だけれど、映画だと思ってみていない。だから、映画的に素晴らしいかと言われたら、それはわからない。

今回の作品も、恋人いるの?っていう台詞あるけれど、実写映画で、しかもシリーズものではない単発の映画だったら、へ??突然なんでこのタイミングで?!?!?ってなるでしょ。でも、コナンだから、気にしない!そういうことです。 

 

  

安室さんは公安ですが黒の組織に潜入捜査しているという設定で、組織の人として描かれることが多かったのですが、この映画は、公安としての安室さんだったので、ふむふむ普段はこういう仕事をしているんですね、って思ったけれど、

こんなにバリバリ公安の仕事をしているのであれば(灰原さんが、テレビに映った爆破シーンを観て、安室さんじゃない!?って気づいちゃうくらい)、黒の組織にもすぐにばれそうなのだけれど、まあ、黒の組織って最近ぽんこつだから…笑

 

それよりも例の音声が抜けていて口パクになっていたシーンで、古谷って言ったのか、バーボンって言ったのか気になる。

こう言う風に、黒の組織情報をほんの少しほのめかしてくることも、映画館でいち早く見たくなる理由のひとつかも。

 

 

コナンくんの映画は、いい意味でとても娯楽で、終わったあとに、あーだこーだと考察することもなく、楽しかったー!で終わるのですけれど、今回は少し考察したくなるような、きちんと筋が通っている映画でした。

 

脚本の櫻井さんは、人間模様を丁寧に表現するストーリーを作る方だなあ、という印象があって、それが今回のコナンの世界観に上手にフィットしたのだと思う。

立川監督も、デスパレードしか知らないけれど、そういう監督さんのイメージなので、来年からも爆発どーん!という視覚的なことは前より抑えられていくのではないかなあと思ったり。

メッセージ性が強い作品が増えるのかなあ。でも、あまりリアルに寄りすぎないで、説教臭くならないといいなあとは思います。ただ、楽しめるだけでいいのです、コナンさんは。アシンメトリーとか富士山とかそういう理由でいいのです、動機は。

 

 

演出的には、結構実写よりだなあ、と思ったカットが多くて。(最近のアニメーション映画の流行りなのかな?)このところ、「君の名は」とか「この世界の片隅に」とか「進撃の巨人」を観て、アニメってずるいなあ、って思うことが多かったのですけれど、コナンくんの映画でまさかずるいなあ、って思うとは思わなかった。

 

 

ああいうアクションシーンは、実写でやろうと思っても難しいだろうし。

電話ボックスの空の広がりのシーンや、上から人物を撮って風で葉が舞うシーンは、

やっぱり実写よりアニメの方が、撮りたい絵を取れるんだろうなあ。って思ってしまった。

 

 

予告の入り方が、いきなり台詞だったので、余韻があまりなくてさらっと終わってしまったけれど、来年も楽しみです!

 

 

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古谷さんでなくて、降谷さんだった。と、気が付いたのは、降谷という名字は日本に30人くらいしかいないのに、降谷ハンコの注文が殺到しているっていうニュースを観たから。すごい…。(2018.05.25〉

 

ファーストディだったので、もう1回観に行ってきました。記憶違いのこととかあったけれど、まあ、そのままで。(2018.06.01)