プーシキン美術館展  東京都美術館

プーシキン美術館展  東京都美術館 / ¥1,600 (前売り券¥1,400)

 

モスクワにあり、フランスの印象派・ポスト印象派のコレクションで知られる美術館。

 

副題に、旅するフランス風景画とあるように、ヨーロッパ各国や、パリ、そしてフランスの地方を描いた作品が多く、旅しているみたいでとても面白かった。

 

 

第3章 対都市パリの風景画 では、印象派の時代、パリがどのような街だったかが知ることができた。外套が出来て、夜も遊べるようになったり、ショーウィンドウが出来たり、、、 

そうか!それまでは、夜は真っ暗だったから、お家に帰るしかなかったんだなあ、

夜遅くまで街を楽しめるようになって、どれだけ当時の人はワクワクしたんだろうって。

 

第4章 パリ近郊 も印象的。

当時、南に鉄道が通り、気軽に郊外に行けるようになったと。

画家たちは、鉄道で気軽に郊外へ行き、すきな場所を見つけ、絵を描く。

電車でちょっとそこまで、なんて、今では当たり前となっていることが、当時では画期的で新鮮だったんだろうなあ、って。

 

たった100年前のことだけれど、今では当たり前だったことでは、そうではなくて。

そういう当時の状況を知ることができるのも、芸術を好きな理由のひとつかもしれない、と改めて感じたのでした。

 

草上の昼食は、とても迫力があった。陰影が好きです。木漏れ日。