【美術】コートールド美術館展 魅惑の印象派
■ コートールド美術館展 魅惑の印象派 東京都美術館 / ¥1,600
ロンドン大学コートールド美術研究所の美術館。
ロンドンに印象派の作品を集めた美術館があるなんて知らなかった。
サマセットハウス内にあるそう。
あまり所蔵品を国外に出すことはないそうですが、2021年まで美術館が休館中なので、貸し出すことが出来たそう。
印象派の研究所ということで、美しさや作品の価値みたいな観点ではなく、その絵が印象派にとってどのような意義があるか、みたいな視点から集められた作品が多いように感じた。この企画展がそういう展示方法をしていたからなのかもしれないけれど。
自分は、芸術作品を通して、その当時の文化や思想、ナショナリティを知ることが好きなので、とても興味深い展覧会でした。
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・花咲く桃の木々 ゴッホ
ゴッホはほんとうに日本に憧れを抱いていたんだろうなあ。
彼にとって日本という国はどういう存在だったんだろう。
印象派の絵は、屋外で自然の光を感じて描くイメージでしたけど、最初から最後まで外で、っていうのは逆に珍しいことだったらしい。
シスレーの白がほんとうに好きです。
・花子 ロダン
突然日本人名が出てきてびっくりした。踊り子さん?芸者さんだったそう。
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印象派が好きです。若い芸術家のエネルギーみたいなものを感じて、わくわくするのです。様式自体も好きだけれど、印象派の画家のパワーと、それを生み出した当時のパリの時代性みたいなものが好き。
鉄道が通り、外套が発明され、カメラが出来て、どれだけ当時のパリの人はわくわくしたのだろうか。