無限未来。

■ 無限未来 / Perfume 

 

 2018年のPerfumeは、大自然の中、シンプルな黒い衣装でコンテンポラリーダンスを踊るよ。と、2012年頃、Spring of Life を聴いている自分に教えてあげたい。

 

Perfumeの無限未来FULL  PV(監督:田中裕介)を観ました。まとまらない感想文。

 

SoL のPVは外の世界に行こうとするけれど、結局それは叶わないんだよね。

人間って、与えられた環境から、大きく逸脱することはなんだかんだ出来なくて。

今いる場所を受け入れて、その中で自分が出来ることを知って、

その中で勝負しなくちゃいけないんだなあ、結局。って

当時の自分の環境と重ねて、思ったことを覚えています。

ちょうど大人というものを理解し始めた頃のお話。今もよくわからないままだけれど。

 

無限未来を初めて聞いた時、ミニマムだなあ、って思って。

音楽の専門的なことはわからないので、様式として音楽にミニマリズムが存在するのかはわからないけれど。

印象として、リフレインが多いし、置かれている言葉も少なくて。

飾り付けをして美しさを足し算するのではなく、どんどん引き算してピュアにしていく感覚。

なのでspending all my timeみたいに、意味が理解できる言葉が逆に印象に残る。

 

PVも壮大なのですけれど、とてもミニマム。

途中でオブジェが出てくるけれど、近代的でミニマリズムで。

自然の中、突然無機質で人工的なモノが入ってくる。

それが違和感で、逆に印象に残る。

 

最初short PVで、オブジェを観た時は、ジャージャンクーの映画みたいだな…って思ったりしたけれど。

様式としてのシュルレアリスムマグリットのように、違和感ない場所にほんの少しだけ非日常を入れちゃうことによって、逆に印象にがつんと残るような、そんな感覚。こういう効果ってなんて言うんだっけ…。

  

PVの最初と最後が同じ構図なのは何か意味があるのかなあ。と考えてみたけれどよくわからないです。時系列なのかな?

 

 

それにしても最近のPerfumeは大人の女性のかっこよさ、みたいなのが染み出てる。

飛ぶよ、are you ready?とかあんな顔で言われたら、はい!ってなるよね。笑

 

無限未来(初回限定盤)(DVD付)

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