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偶像と実像。

歌舞伎役者や吉原の遊女っていまでいうアイドルだったのかも。

 

ボストン美術館所蔵、俺たちの国芳、わたしの国貞展に行ってきました。

わたしの国貞って、わたしのってなんて独占欲の強い・・・。俺たちは、俺たちなのに。

 

国貞は、三代目豊国のほうが知られている名かと思いますが、今後は国貞がメジャーになっていくのかなあ、英語だと、Toyokuni Ⅲ って表記になり皇族みたいでかっこいいのに、なんて思ったりしました。

 

遊女などの美人画や歌舞伎役者の姿を描く浮世絵は、天保の改革で描くのを禁止されたらしく、きっと低俗な文化として大人たちは疎ましく思ってたんだろう。

 

国貞の作品は、お着物の模様や背景の細かさが繊細で、ずっとずっと観ていたかった。

 

memo.

色紙型の浮世絵 /  落書きみたい無駄絵 / 広重と合作した豊国の浮世絵

 

芸術新潮 2016年 04 月号

芸術新潮 2016年 04 月号

 

 

 

無機質な君と体温の共有。

彼女たちを好きになって何年経ったっけ。

 

ツイッターでちまちま書いていた感想文をまとめてみました。

 

「Navigate」 

初めて聴いた時、何故かスタンリー・キューブリック監督の映画、2001年宇宙の旅を思い出しました。なんでだろう・・・。

 

「Cosmic Explorer」

前曲との繋ぎに一瞬音がなくなり、冒頭結構大きめな音から入るんです。無の状態からビッグバンが起きて宇宙ができたように。その後は、原子が飛び交うように、色んな音が飛び交って、耳がこそばゆい。3人の声でも色々遊んでるなあという印象を受けました。低い声や、不安定な声。う~~~~う~う~は初めて聴いた時笑っちゃった。

 

「Miracle Worker」

ちょっとカントリーっぽいなって、冒頭部分。その後は、突然クラブミュージックへ。

 

「Next Stage with YOU」

ベンツのCMソング。アニメーションでPerfume自体は出てこないCMだったのであまり曲の強い印象はなかったのですが、フルで聞くとなかなか好きです。

ただ、Perfumeの曲としてというより、中田氏の曲として好きです。こしじまさんの声でも聴いてみたいなあ、この曲。と初めてPerfumeの曲を聴いて思ってしまい、自分で少し驚きました。ライブパフォーマンスをみたら、Perfumeの曲としてしっくりくるんだろうけれど。ちょっとPlayerのときのCapsule感があって、懐かしいなあと思いました。

 

「STORY」

SXSWの動画で初めて聴いた時、いつFULLが聴けるのかと待ちに待ってやっと。

あの網戸パフォーマンスもすごかったけれど、やっぱりちゃんと聴きたくて。

関係ないけれど、最近パンパンシュパーンって終わる曲多くないですか。

 

FLASH (Album-mix)」

映画のテーマソングより、このremixの方が好きです。それは単純に好みで、私が裏打ちの音が好きだからです。

ライブでは、Album-mix verでパフォーマンスするのかな。

 

「Sweet Refrain (Album-mix)」

あまり原曲とmixの違いはないような。後ろの音の置き方がちょっと細かくなったのかな?くらい?

 

「Baby Face」

西野カナかな?

 

コミュニケーションや時の針のような立ち位置の曲ですが、かしゆかではなくあーちゃんがメインの声を担当しています。前までは、大切なところは結構かしゆかの声を使ってたけれど、最近は均等に使ってるなあって思ってる。

 

「TOKIMEKI LIGHTS (Album-mix)」

ピアノが綺麗。起承転結がはっきりしているけれど、抽象的。

 

「STAR TRAIN (Album-mix)」

冒頭を聴いて、どこか戦いに行くのかと思っちゃった。

シングルのSTAR TRAINは、おめでとう~すごいね~みたいなの優しい雰囲気で、過去を振り返る作品だったはずなのに。あのPVを観て何度泣きそうになったことか。

なのにAlbum-mixは、やってやろうじゃん的雰囲気が溢れだしてる。挑発的。決意表明みたいな。

 

「Relax In The City」

個人的にここ数年のシングルで一番好きな曲です。なので、mixされなくて良かった。とても個人的な感想。微かなカオリに似てる。微かなカオリも好きです。

 

「Pick Me Up」

この曲はmixしたものを聴いてみたかった。と、思うのは、2015年後半色んな番組で聴きすぎたからでしょう。

ここにのっちの声使うんだって思うところがあって。声の編集の仕方もひっかかりが結構あって面白い。

 

「Cling Cling (Album-mix)」

シングルの時はそうでもなかったんだけれど、mixを聴いたら好きな曲へ。

アジアンなテイストは何処へ。というよりアジアンなテイストは2014年前後の音楽界全体の流行りだった気がするので、2016年では流行遅れってことで今っぽくしたのかな。

これも中間がCAPUSLEっぽい。声の編集の仕方かなあ。

 

「Hold Your Hand」

とても個人的なのですが、ここ数年でベスト?ワースト?に好きではない曲なんです。

好きじゃない。好きじゃない理由は、私が、突き放してほしいタイプだからだと思います。

でも、中田氏が最後にこの曲を持って来たのであれば、それなりに意図があり、総意であり、ならば受け入れようと思っていたんです。

Perfumeのラジオのお話が本当であったのなら、中田氏の作品としては最後に何を置いてこのアルバムを締めたかったのか、是非聴きたい。その話がなくとも、彼はこの曲を最後に置いて、このアルバムは完成だったのかな。

 

 

一本の短編映画を観た気がしました。コンセプトアルバム。

始め宇宙を彷徨うことから始まり、徐々に地球に近づいてくる。そして最後は地に足着ける。そんな印象を受けました。

遠くから近くへ。遠い存在から近い存在へ。彼女たちはインタビューやライブで、頻繁にPerfumeは変わっていないことを主張するなあと思っていて。私たちはこれからも変わらない。だから、変わらずついてきてほしい、って。

Pefumeって変わっちゃったね、なんだか遠い存在になっちゃったね。彼女達、特にあーちゃんは、そう言われるのを恐れているように時々感じる。なにやってもいいんだ、ってわかった。ってあーちゃんが言ってたのいつのインタビューだったか。

だから、最後の曲にHold your Handを置いたのも、そう言う意味でとてもPerfumeらしいし、これがきっとPerfumeの魅力なんだろうなあと思う。

私の中では、Perfumeのここが好き、ではなくて、Perfumeだから好き、になってしまっているので、離れる事はないのですが。ただのPerfumeヲタク。

 

追記程度にジャケットのことをば。

今回のジャケットは、吉田ユニさんが手がけています。普段レンタル派の私が、今回アルバムを買っちゃったのは、彼女の作品が結構好きだからです。

5年ほど前、Quick Japanだったか広告批評だったかそういう雰囲気の雑誌で、才能のある新鋭クリエーターはYUKIを使って遊んでいる。2010年代はそういうアイコンがPerfumeへ移行してくるだろう。(かなりうる覚え)みたいな記事を読み、ふむふむなるほどと思った記憶があるのですが。

YUKI=野田凪だった私にとって、今回のアルバムでPerfume=吉田ユニの方程式に辿り着き、ほんとだ!PerfumeYUKIになった!!!!!と、嬉さと驚きで、今回は購入した次第。

野田さん好きだったなあ。

 

少しだけ編集しました。幕張のスタンディングエディション行ったり、MIKIKO先生の情熱大陸観たりしたら、やっぱりこのアルバムの最後はhold your handでよかったのかも。って思うようになりました。好きです、Perfume

2017.05.20

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眼球の体積を測る。

風間くんの回のA-studioを観る機会があり、この人ペダル・ダンス出てたっけ・・・!?と、そこから何故か気になって、ボクらの時代を観て、この人面白いなあと、思っていたタイミングで、主演映画がはじまったので(というより、主演映画の宣伝でボクらの時代に出たんだろうけど)なんとなく観てきました。

 

30代の俳優さんはフルネームかさん付けで呼ぶんだけれど、風間くんが風間くんなのは、私が8時だJ世代だからです。

 

ボクらの時代で、脇役俳優ということで出ていましたけど、やっぱり若い時から培ってきたアイドルオーラは沁みついているように見えまして、小劇場からはいあがってきた役者とはやっぱり香りが違うよなあって。このポジションまでジャニーズに演られたら、本当の脇役俳優さんはたまったもんじゃないだろうなあ、なんて思いながら観ていました。

猫と風間くんがただひたすらかわいかったです。癒されました。金曜の夜におすすめです。動物を飼ったことがある人なら、きっと感動必至。そういえば、私は金魚ぐらいしか真面目に飼ったことがないや。

こうアウトロータイプの俳優さん好きなので、2016年は少しだけ追っかけてみようなかなあ、なんて思っている矢先、少女椿の実写化という恐いもの見たさで観たい作品にどうやら出演されるそうなので、これから楽しみです。

 

舞台も行けたらいいなあ。今年の目標は、生ものを感じる、なので。

 

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ハッピーエンドのエンドは本当にエンドのことでした。

休日の爽やかな朝にふさわしい、何か楽しい映画が観たいと思い映画館へ。

 

遠目から見た広告とタイトル、そしてイスラエル映画楽しそう。ということで、内容確認せず鑑賞。(イスラエルはいつか絶対に行きたい場所10位内に入る場所なのです。個人的に。)

結論から言うと、休日の爽やかな朝には全くふさわしくない映画でした!

イスラエル映画を観るのは、2本目。初めてイスラエル映画(迷子の警察音楽隊/2007)を観た時も、ここは笑いどころ・・・?なのかも?しれない・・・?と、イスラエル人との笑いのつぼの違いを最後まで埋めることができなかったかれど、今回も笑いどころが相変わらずシュールでした。

しかし、安楽死の是非を問う倫理観は、万国共通。どの国の人でも、誰しもが一度は考えたことのある問題かと思います。

自分の大切な人が、強く死を願ったら、それを私は助ける事ができるだろうか。たぶん私には出来ないや。

奥さん役の女優さんが、とても素敵でした。レバーナ・フィンケルシュタイン。

 

休日の朝にはふさわしくなかったけれど、作品としてはとても好きです。

 

 

ハッピーエンドの選び方 [DVD]

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閉めて、塞ぎ、愛でる。囲う。

小川洋子さんのことりを読みました。

 

こんなにも息苦しくなって、読むのが辛くなった小説は初めてです。

 

重かった、とても重く、それでいてひんやりと冷たい。

 

冬の朝、裸足で木造の廊下を歩いている感覚。

 

ことり (朝日文庫)

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結のない、終わり。

冒頭でぐっと心を掴まれたのは久しぶりです。

 

この作品をミステリーだったという感想を持つ人もいると思うけれど、私はそういう風に感じなかった。まず、この作品は何も解決していない。何も。そして、全ての話に絶対的な結がなく、また事実に対する背景描写もない。

灰田の父の話、灰田の話、シロの話、アカの話。ただそこにある現象を、現実として説明しているだけ。現実かどうかもわからないけれど。共通性がなく、つくるが雑踏の中無理やり共通性を作っていていて、ある意味リアリズムだなあって。

つくるを通して、過去に対して、現実に対して、どういう風に対処していくべきかを、説明してくれて、そして、生き残った者は生きなくちゃいけない、という強いメッセージがあったように思いました。ある種、自己啓発のような本だなあ、という印象。 とても面白かったです。

 

やっぱり好きだ。

 

 

声と音と、記号と意味と。

表現をするっておもしろい。

自分も、インプットするだけの落書き帳みたいな大人じゃなくて、アウトプットもできる、誰かの記憶の中を土足でお邪魔して縦横無尽に駆け回り、そして春風のようにあっというまに去っていく、でも、少しだけ残香を残す、そんな大人になりたかった。

 

 

様々なジャンルの表現者が、自分の才能を惜しみなく、ひとつの作品に注ぐ。そこには、それぞれのホームにいただけでは生まれなかったであろう化学反応を生み出し、新しく、まだ誰も見たこともない世界が広がる。なんて、言葉にしたら、なんだか陳腐で安っぽい気がするけれど。

ありがたいことに前から数列目という素晴らしい座席のおかげで、演じている方、歌っている方、パフォーマンスしている方、みなさんのお顔の表情まで拝見できたのは、贅沢だったかと。

青葉市子さんの歌声が、とてもすてきでした。cocoonを観に行けなかった、観に行かなかったことを少しだけ後悔。最後のおじぎがなんだか不器用で、でもとても丁寧で、この人がさっきまで、この舞台の世界を堂々と引っ張っていた方と同じ人なのか、と。是非今度はたっぷりともっと彼女の世界にひたっていたい。ライブがあったら、いってみたいなあ。

 

素敵な時間でした。贅沢な時間。またあれば、是非行きたい。

 

よみうりホール (20151025)