発見する過去と。
■ 「北斎とジャポニスム」展 国立西洋美術館 / ¥1,600
上野はイチョウがちょうど黄色く色づいて、とてもきれいでした。
ジャポニズムは、印象派に影響を与えたことは知っていたけれど、アールヌーヴォーもそうだったとは知らなかったのです。
クラシックに息苦しさを感じていた若い芸術家たちは、たぶん西洋の様式にとらわれない"絵"を初めて知ってきっとわくわくしたんだろうなあ、西洋さん風に言うと、浮世絵の発見ってやつですね。
奥行がないぺたっとした絵が、絵だなんて、びっくりしたに違いない。
印象派を紹介する企画展では、音声ガイドの音楽にドビュッシーが使われることが多いので、借りるようにしているのです。印象派の音楽は、音がぽんぽん飛んで耳が心地よい。
比較対象は、推測の域を出ていない箇所もあったので、これからまだまだ楽しみな領域だなあ、と思いました。
オリジナルグッズが可愛くて、うろうろ買おうか迷ったけれど、なんとか踏みとどまりました。